モンゴルツアー 2016 ツアーレポート その5

2016年 モンゴルツアーレポート初日

3日目 その2  
アルブルドキャンプ場  シミンアルヒ(モンゴルの牛乳焼酎)

草原にはあたり前だけど木が生えていない。なので、昼間の強烈な日差しを避けるにはゲルの中にいるのが一番いい。ゲルにはいろんな工夫がしてあって、天窓は縄のついた四角い大きな布で開閉出来るし、暑い時は裾を捲り上げて風を通すことだって出来る。昼食後、入り口の窓を開け放って、裾も捲り上げ、床に絨毯を敷いて昼寝した。乾いた風がドライヤーのように通りぬけるけど、日本の湿気のある暑さよりはマシだ。

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蛇腹状になったゲルの壁、ハン越しに見る草原の景色が好きだ。むかし遊牧民の家にお世話になった時、床に絨毯、寝袋で寝ていて、頬に明りを感じて目覚めると、登ったばかりの真っ赤な朝日が目に飛び込んできたことがあった。

夕方5時近くに起きて、午後の乗馬へ繰り出す。午後は近くの、といっても直線距離で3キロ位は離れている遊牧民のゲルを訪ねる。乗馬しながらインストラクターのアビルさんは僕らの乗っている馬の腹帯は緩んでいないか、あぶみの長さはあっているかなどを常に気にしている。「若い二人は随分上手く乗れるようになったから、明日は綱を外してひとりで乗れそうだね。」と声をかけてきた。やっぱり曳き馬ではなくて自分ひとりで乗ったほうが気持ちがいいし、きっと2人もそうしたいだろうなと思っていたのでなんだか嬉しい。

4〜50分のんびり馬に揺られてゲルに到着。残念ながら今年はまだ仔馬を捕まえていなくて馬乳酒はなかったけど、ヨーグルトを蒸留してシミンアルヒを作ってくれるという。このシミンアルヒ、モンゴルの伝統的な蒸溜酒で口当たりは日本酒のよう。ほんのりとヨーグルトの香りのするアルコールは数%〜10数%くらいのお酒だ。元になるヨーグルトの発酵度合いや蒸留するときの温度なんかでアルコールの強さは変わりそうだ。ストーブの上に大きな鍋を置き、その中にヨーグルトをたっぷり入れて、鍋と同じ径の円筒の筒を置き、上に滴るお酒の滴を受け止める器をぶら下げて、その上にさらに大きな洗面器を置き、火をつける。ヨーグルトが温まってきたら一番上の洗面器に冷たい水(井戸から汲んでくる水は夏でもとても冷たい)を入れてじっくりと蒸溜する。ゲルの入り口の高さ1メートルほどもある大きな入れ物の中に醗酵中のヨーグルトが大量に入っているので、味見をさせてもらった。少しピリピリと発泡して酸っぱいけど美味しい。ゲルの中はストーブの熱で暑いので、出来上がるまで外へでて車の影に座って待つことに。

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青い窓がとっても印象的なゲルと遊牧民の娘(息子ってことはないよね?)。滞在中、ずっとニコニコしてて、とっても可愛らしい。

小一時間たって中から、できたからおいでー、と呼ぶ声。ゲルの中へ入ると出来たばかりのまだ暖かいシミンアルヒをみんなにコップ一杯ずつついでくれた。ちょっと急いで作ったからか、それほどアルコールは強くなさそうだ。自分の分を飲んだ後、全部飲めなかった人の残りを貰い、さらに2杯おかわりをしていい気持ちになったころ、キャンプ場へ帰る時間に。昼間の暑さもずいぶん和らいで、夕日に遠くの山や家畜の群れがオレンジ色に光って美しい。モンゴルの大草原をほろ酔いで乗る馬は最高だー!

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車のキャリアーの上に登って撮る。こうして見ると草原ってほんとうに平べったい。

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夕方になると羊や山羊の群れはあちこちでメーメーなく声で賑やかだ。そんな声が風にのって何キロも先まで聞こえてくる。

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