モンゴルツアー2016 ツアーレポート その12 最終回

8月7日(日)ツアーレポート最終日
ウランバートル、そして帰国

最終日の朝、部屋の中がうっすらと明るくなる頃、目が覚める。

昨日はUBへ戻ると、ガンダン寺の近くにある馬頭琴ショップで馬頭琴の替え弦を注文し、市場やデパートでお土産を買い、夕方まだ早い時間に旅の初日に泊まったバヤンゴルホテルに到着。夕食後、メインストリートを離れてホテルの裏手、幼稚園や昔からのアパートの並ぶ一角を散歩。公園に置かれたベンチやアパートの入口の階段でモンゴル人たちが夕涼みをしている。こういう裏通りを行くと、初めてモンゴルへ来た時の雰囲気がまだ残っていてなんだか懐かしい。食料品店でビールとアルヒを買い込んでホテルへ戻り、バヤンゴルホテル最上階のRさんの部屋に集まって最後の夜を過ごす。この部屋、ウランバートルの市街を一望出来るVIPルームで、たぶんホテルの予約が何かの手違いで(モンゴルでは度々あることなんだけれど、、)通っていなかったらしく、たまたま空いていたこの部屋に通されたみたいだ。今回の旅は最後まで幸運続きだ。

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馬頭琴ショップ、ハーンミュージック。馬頭琴職人オロンバヤルの作った馬頭琴が並ぶ。左端にかかってる蛇革の馬頭琴はほんとうにいい音がなるので、会う度にこれが欲しい、欲しいと伝えるんだけど、お父さんの形見ということで譲ってくれることはなさそうだ。

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市民の台所メルクリ市場。写真のような乳製品の他、大きな塊のまま並べられた肉、主にロシアや中国から輸入された色とりどりの野菜、缶詰類などが所狭しと並ぶ。

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アパート群の間は中庭になっていて、こんな公園が必ずある。使い方がよくわからない遊具でしばらく遊ぶ。

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ビール、アルヒを買いに行き、アイスクリームを見つけてついつい買ってしまうTさん。

朝6時を過ぎたころ、荷物をまとめてロビーへ下りて行く。薄暗い中ソファーでモンゴル人が何人か寝ている。外へ出ると首都とはいえさすがはモンゴル、高原のように空気が爽やかだ。僕らの車はまだ来ていないのでレストランへ。Kさん、Tさんの姿が見える。紅茶とトマトジュースを持って同じテーブルにつく。2人の話ではさっきバディーがいたので声をかけたけどソファー寝ていたという。あれはバディーだったんだ。朝食を済ませてロビーのソファーに腰掛けてぼーっとしているとみんなが集まってきた。北京経由で上海へ帰るMさんを除いて、ちょっと遅れて到着したムンフーの車に乗り込みチンギスハーン空港へ向けて出発する。日曜日の朝で車も少なく、あっという間に空港へ着いた。バディー、ムンフーと別れて、チェックイン、出国手続きを済ませて搭乗口へ。窓の外には東京行の飛行機、それに草原の中の滑走路が見えてる。

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チンギスハーン空港。東京行の飛行機を待つ。

飛行機に乗り込 んでしばらくしたら隣に座ってるKさんの荷物に持ち出し禁止のものが入っているようなので荷物を開けてチェックが必要だ、急いで来てくれ、と客室乗務員に 声をかけられる。Kさんとともに飛行機を降りると、急いで!と係の女性。Kさんは足が悪く走れないから僕が代わりに行きますと告げ、スーツケースの鍵の番 号を聞いて飛行場の一階、荷物を運び出す作業をしている場所へと走る。荷物を開けて言われるとおりに中を見せる。お土産に買った塩の袋が数袋あるだけだ。 砂漠の砂や化石は持ち出し禁止です、と係官。これは市場で買ったお土産用の塩だ、と袋の一つを手に取り見せる。OK、と係官。荷物を再び閉じて飛行機へ 走って戻るとすぐ、定刻を15分ほど遅れて飛行機は離陸へと向かった。

窓の下にはまだモンゴルの草原が見えている。機内食を食べながら、朝からビールと赤ワインを飲む。旅な間もよく飲んだなあ。今回の旅、今までになく順調な旅だった。モンゴルの交通事情の改善のおかげか、モンゴル人のメンタリティーの変化か、ドライバーの腕がよかったのか。とにかく、旅の間を通してみんなにモンゴルを満喫してもらうことに集中できたのはありがたかった。参加してくれた4人のチームワークも最高、このメンバーで一週間過ごすことができてほんとうに楽しかった。ガイドのバディーも2年前に出会った時よりずっと頼りがいのある、いいガイドに成長してくれていた。みんな本当にありがとう!

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ツアーレポートはこれでおしまい。写真提供してくれたRさん、Kさん、ありがとうございました!

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