PROFILE

%e5%b2%a1%e6%9e%97%e7%ab%8b%e5%93%89%e3%80%80%e5%86%99%e7%9c%9f 名古屋市出身、高知県在住。日本で数少ないホーミー、馬頭琴奏者。
旅先のモンゴルでホーミーの音色に魅せられる。以後、繰り返しモンゴルを訪れ、モンゴル奥地を旅し遊牧民の文化、歌を学ぶ。約2年半に及ぶヨーロッパ、南北米での演奏しながらの放浪生活を経て、帰国後は遊牧民から学んだ多くの歌、モンゴルの話とともにおくるコンサートを馬頭琴とホーミーの魅力を最大限に伝えるためにマイク無しの生音にこだわり、毎年100ステージ以上行っている。近年はカルマン、風の音楽家などのユニットや芝居とのコラボなどジャンルを超えた活動にも力を入れている。ホーミーの宇宙的な響き、昔ながらの皮張り馬頭琴の素朴な音色は聴く人に感動を与える。
カウスティネン民族音楽祭(フィンランド)、ヴィルニュス国際民族音楽祭(リトアニア)他各国の音楽祭出演。NHKラジオ「ラジオ深夜便」の「ないとエッセー」に4夜連続出演など。

これまでの足跡

1997年 3月、静岡大学人文学部を中退、ヘールボップ彗星を見るため屋久島へ。
奥岳を縦走後、高熱に見舞われ一週間寝込み、旅行資金が底をついたので、そのまま屋久島に留まりアルバイトを始める。
休みの日には屋久杉の森の奥へと分け入る。太忠岳へ登る途中、我を忘れ泣きながら走るという奇妙な体験をする。
8月、屋久島で出会った自らをキャンパーと呼ぶ人々に影響され、バイクにキャンプ用具を積み日本全国を放浪開始。
北海道、阿寒湖畔のアイヌコタンでホーミーを自分でやろうとしている人物に出会い刺激を受け、初めて自分でホーミーの真似事を試みる。
1998年 モンゴルへ渡り、本物の生ホーミー(ガンボルトとダリニャムのダブルホーミー!)をゲルの中で体感し、自分の持っていたホーミーのイメージとのあまりの差に愕然とする。
トゥブシンバヤル氏より、馬頭琴とホーミーの手ほどきを受ける。
帰国後、名古屋に馬頭琴奏者・リポーという人がいることを知り、弟子入りを志願するも、「君の演奏スタイルはそれでいいので、僕に習わずにそのままやったほうがいい。」と言われる。
(馬頭琴は大きく分けて、内モンゴルの馬頭琴とモンゴル国の馬頭琴の2種類があり、リポーさんは前者の世界的演奏家。僕はモンゴル国の馬頭琴の手ほどきを受けていた。)
1999年 岐阜県可児市の花フェスタ記念公園でのリポーさんのコンサートにホーミーで出演。
ホーミーメドレーとゴージナナをうたう。 二度目のモンゴル。
オルティンドーの魅力を知り、馬頭琴の稽古に本腰入れて取り組み始める。
2000年 オルティンドー歌手・三枝彩子とのデュオでライブ活動を開始。
モンゴル国立民族歌舞団の前座をつとめる(名古屋・Tokuzo)。
2001年 三度目のモンゴル。
風の旅行社直営ツーリストキャンプ場「ほしのいえ」にてオトゴーの名で夏の4ヶ月の間働く。
訪れる旅行者とともに毎晩飲み、馬頭琴を弾き、歌う。越冬。
音楽舞踏学校のアマルジャルガル氏より、もう一度馬頭琴の基礎を学ぶ。
2002年 2月、シベリア鉄道で渡欧。欧州各国でストリートパフォーマンスを開始する。
3月、フィンランド・ロバニエミでものすごいオーロラを見て、生ホーミー以来の感動をする。
カウスティネン民族音楽祭(フィンランド)、サーミ音楽祭(ノルウェー)、ヴィルニュス国際民族音楽祭(リトアニア)にて演奏。
10月、ロンドン・ハムステッドの路上で演奏中にサーチャ・ヴィクトリビッチ氏と出会い、彼の助言でCDの製作開始。
2003年 1月、南・北米大陸へ。インディヘナ花の祭典(エクアドル)にて演奏。
5月、欧州に戻り、ロンドン・「MOMO」にて初のソロライブ。1stアルバム「NOMAD」発表。
エジンバラ芸術祭(スコットランド)にて演奏。
2004年 ヨックモックウィンターマーケット(スウェーデン)にて演奏。ノルウェー国営ラジオへの生出演。カフェやライブハウスから教会や学校での演奏に至るまで、幅広い演奏活動を展開。
3月、帰国、ソロにて演奏活動を開始。
全国各地のライブスペース、寺社、学校、イベントなどで演奏。アサヒカフェナイト出演。
2005年 3-5月、ヨーロッパへ。リトアニア、エストニア各地で公演。
「愛・地球博」にて演奏。モンゴルツアーを初めて企画する。
2006年 2月、活動拠点を京都へ移す。
モンゴルツアー「旅人・岡林立哉同行!モンゴルの大自然にひたる旅8日間」(風の旅行社)
佐賀県立宇宙科学館「プラネタリウムコンサート」にて演奏。
スカイパフェークTV「ROLLYキングダム」出演。
2007年 ネルグイ(ゴビの馬頭琴弾き)クグルシン(カザフのドンブラ弾き語り)ジョイントツアー2007年の名古屋、京都公演を企画、共演。
モンゴルツアー「旅人・岡林立哉同行!モンゴルの大自然にひたる旅8日間 2007」(風の旅行社)
NHK総合テレビ・ABU未来への航海「モンゴル大草原クイズ」出演。
「服部克久館長プロデュース「モンゴルの大草原から」」出演。
2008年 1月、2nd CD 「北緯48度 天の底」を発表。
モンゴルツアー「旅人・岡林立哉同行!モンゴルの大自然にひたる旅8日間 2008」(風の旅行社)
2010年 ピアニスト重松壮一郎と徳島、香川でコンサートを行った後、全国47都道府県で唯一行ったことのなかった高知県を家族て旅行する。その時の旅行が素晴らしかったのと、最後に残っていた都道府県というのになにか運命的なものを感じて移住を決意する。

2011年
5月、高知県に活動拠点を移す。
ピアニスト重松壮一郎、ウクレレ・ジャンベで自作の歌をうたう平魚泳とのトリオ、風の音楽家がなんとなく出来上がる。以降、年に1,2度のペースで活動中。

2014年
3月、ハンマーダルシマーの小松崎健、バウロンのトシバウロンとのトリオ、カルマンでの活動開始。結成翌日に東京中野の新井薬師のスタジオにこもりレコーディング。
5月、1st.CD 「流離う音楽」を発表。

2016年
1月、3作目のソロアルバムの制作に取り掛かる。長野県川上村でレコーディング。
6月、カルマン結成のきっかけの地、香川県小豆島で新作のレコーディング。小豆島のオリーブ畑や二十四の瞳映画村岬の分教所などでフィールドレコーディングを行う(浜辺の歌プロジェクト)。
8月、カルマンの2ndアルバム、CD&DVD「小豆島から」を発表。
9月、8年半ぶりの3rdソロアルバム「原野へ」を発表。