モンゴルツアー 2016 ツアーレポート その4

2016年 モンゴルツアーレポート初日

8月2日(火) 3日目 その1 
アルブルドキャンプ場 砂丘

昨夜は夕食後だんだんと暗くなっていく中ミニコンサート。まったく音のしない夜の草原に、馬頭琴とホーミーが響き渡る。ゲルで休んでいた他のお客さんたちも知らないうちに集まって来ていたみたいだ。星が一つ、また一つと現れて、いつの間にか天の川が南天のいて座から北の空、カシオペヤやペルセウス座へと輝くように流れていた。

ゲルの天窓からも星が見える。夜中に目が覚めるとまず天窓を見て、星が出ていたら思い切って外へ出る。みんなが寝静まったころ、モンゴルの草原は星明かりで思いの外明るく、遠くの山までうっすらと白んで見える。

朝6時過ぎに目が覚めた。天窓から薄っすらと明るくなった空が見える。キャンプ場の南側、砂丘へと連なる小さな丘へ登ってみる。風は強いけど寒いほどじゃない。風上に向かいホーミーの発声練習をしながら日の出を待つ。6時45分ころ、三角山の右側、2つ並んだ山の右肩から太陽が顔を出した。何人かの宿泊客も思い思いの場所で日の出を見ている。

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日の出。日本で見るよりもずっと北の方から太陽が昇る。

昨日に引き続き今日もすごく暑くなりそうなので、朝食を予定よりも早い時間に摂り、涼しいうちに乗馬することにする。午前中は砂丘へ昇るルートへ連れて行ってくれるそうだ。

今日の乗馬、ツアー3度目の参加のKさんは昨日の乗馬で違和感を感じたのでお休み。Mさん、Tさん、Rさんの3人と僕、ガイドのバディー、馬のインストラクターの遊牧民(名前を忘れてしまった。)、それに日本でも生活していて日本語が達者なちょっと変わったモンゴル人アビルさんと7人で馬に乗る。乗馬ほぼ初体験のMさん、Tさんの2人はかなり緊張していたようだけど、砂丘へと続くアップダウンもうまく乗り越えてくれた。30分ほど砂丘の間を縫うように行くと、大きな美しい砂丘へと出た。

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所々に背の低い草が生える砂漠地帯を馬に乗り歩く。朝陽に輝く砂漠と青空のコントラストがなんともいえない。
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馬のインストラクターのアビルさん。砂漠の照り返しで顔は真っ黒で写っていない。笑

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砂丘の上を歩く小さな虫。どこから来て、どこへ行くのか。せっかく登って来たのに、風で砂と一緒にまたコロコロと下の方へ落ちていく。

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砂漠の上にはいくつものきれいな丸が。。。風の強い砂漠では草がコンパスのように砂の上に綺麗な縁を描いている。

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砂漠に咲いた美しい花。

午前中の乗馬が終わる頃には日も高くなり、ぐんぐん気温もあがってきた。乗馬を終えてキャンプに到着したら、とりあえずテントの作る影に座り冷えたビールで乾杯。モンゴルのビール、味がしっかりしていて僕は好きだ。お気に入りはアルタンゴビと黒ビールのハルホリン。毎日昼食に出てくる温かいスープが、暑いのに乾燥しているからかとても美味しく感じられる。モンゴルツアー、料理がとっても美味しくてほとんどの人は太って帰るみたいだ。

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